こんな疑問に答えます。
本記事のテーマ
【マラソンサブ4】初心者が初マラソン3時間20分を達成した練習メニュー
記事の内容
- マラソン初心者だった僕が、トレーニング開始から4ヶ月で、フルマラソン3時間20分を達成した時の練習メニュー
- おすすめのマラソンシューズ
- 怪我の予防と治し方
- 記録を狙いやすい大会
ちなみに僕のマラソン(ランニング)の実績は下記の通りです。
フルマラソン:3時間1分20秒(km=4:18ペース)
20km:76分6秒(km=3:48ペース)
日本縦断:63日、2920km
男性のサブスリーの割合は約3%で、僕のベストが3時間1分なので,
それなりの実績かなと思います。
それではいってみましょう〜。
[結論]20km〜40kmの距離走を週2回実施して、徹底的に脚を鍛えた
まず結論ですが、
- 10km〜40kmの距離走
- 90分〜4時間のLSD
が全メニューです。
インターバル走などのスピードトレーニングは行っていません。
インターバル走とは
- やり方:200m~1000mぐらいの距離のダッシュを、短い休憩を挟みながら繰り返す練習。
- 効果:心肺機能の向上
実体験からわかったことですが、マラソンで結果を出すために一番重要なことは、
徹底的に長い距離を走りこむことです。
サブ4に必要なスピードと心肺機能は、距離走とLSDだけで、自然と付きました。
LSDとは、
- LSD=Long slow distance(ロングスローディスタンス)の略です。
- やり方:ゆっくり長い時間走る。歩くより少し早いぐらいの速さで、最低90分以上走る。
- 効果:毛細血管の発達を促し、酸素の取り組みを良くする。
[マラソンサブ4]1週間の練習スケジュール
1週間の練習スケジュールは下記の通りです。
- (月)距離走:10km〜40km(km=6分) or LSD2時間〜4時間
- (火)
- (水)10km jog(km=6分)
- (木)距離走:10km〜40km(km=6分)) or LSD2時間〜4時間
- (金)
- (土)
- (日)10km jog(km=6分)
[マラソンサブ4]まずは10kmジョグとLSDでベースを作る
当然ですが、いきなり40kmは走れません。
10kmジョグと2時間のLSDでベースを作りました。
10kmジョグの目的はkm=6分ペースに慣れること。
フルマラソンで4時間を切るペースは、km=5:40ですが、とりあえずkm=6分に慣れるところから始めました。
始めはkm=6分では走れませんでしたが、1時間で10km走ることを目標に走りました。
LSDの目的は、長時間走り続けることを体に慣れさせること。
疲れるようなスピードでは走りません。
とにかくゆっくり、歩きより少し速いぐらいのスピードで走りました。
慣れたら4時間まで伸ばす。
サブフォーなら約4時間走り続けなければいけないので、4時間走ることに
体を慣れさせます。
[マラソンサブ4]ベースができたら走る距離を伸ばしていくだけ
トレーニング開始から1ヶ月ほどして、基本的な体力がついたところで
20km走を開始。
ペースは計らず、気持ちいいペースで走る。
20kmに慣れたら30kmまで伸ばす。
30kmに慣れたら35kmまで伸ばす。
35kmが走れたら、40kmまで伸ばす。
それだけ。
ドラゴンボールにおけるサイヤ人理論ですね。
死にそうになってから回復すると、パワーアップするやつです。
長い距離を走る→脚にダメージを与える→回復→パワーアップ。
これを毎週2回繰り返す。
毎週2回ロング走を実施したことで、やるたびに脚が強くなっていきました。
ロング走で大事なのは、脚に疲労を溜めることです。
走る距離が長くなるほど、足の疲労が大きくなり、回復した時のパワーアップ量も大きくなります。
[マラソンサブ4]週2回のロング走を続けただけで、初マラソン3時間20分
結果的には週2回のロング走を続けただけで、初マラソンで3時間20分と、自分でも驚くようなタイムで走ることができました。
サブ4を狙う上でスピードトレーニングは、あくまで補助
初マラソン を3時間20分で走ったあと、スピードをつけるために15kmのビルドアップ走とペース走を週2回続けて、スピードと心肺機能を強化。
最終的には15kmのタイムを59分30秒まで縮めました。
『これならサブスリー狙えるんじゃ、、、。』と思って大会に出たら、後半撃沈しました。
ハーフを過ぎたぐらいで、一気に足が動かなくなり、後半はkm=6分ぐらいの亀に変身。
やはり42km走るには長い距離を走る練習は不可欠だと思い知らされました。
【マラソンサブ4】疲労回復サプリ
いろいろ試しましたが、最終的にこの2つに落ち着きました。
日本のメーカーと比べてコスパがいいです。
1kgの値段 | 1回分の値段 | |
ザバスプロテイン | 4000円前後 | 約80円 |
MRM L-グルタミン | 4050円 | 約20円 |
MRM BCAA+グルタミン | 4429円 | 約22円 |
とはいえ、お風呂が一番疲労回復しますね。
【マラソンサブ4】おすすめシューズ
ナイキ ズームペガサスがおすすめです。
実際に使ってみて、サブ4におすすめだと思うシューズは、
[ナイキ] エア ズーム ペガサス です。
おすすめの理由としては、下記の3点です。
- クッションが効いているので、着地した時の衝撃が少ない。着地した時の衝撃の大きさは、後半の脚の持ちに影響します。
- クッションが効いている割に、反発性がそれなりにある。
普通、クッションが効いているシューズだと、着地した時の地面からの反発力が小さいのですが、この辺りのバランスがいいです。
- それなりに軽い。
ズームペガサス35:26.5cm=292g 2018年モデル
ズームペガサス36:26.5cm=252g 2019年モデル
ズームペガサスのポテンシャルをあげる方法
ここで、更にペガサスのポテンシャルを引き上げる方法として、
インソールをSUPER feet [ TRIM FIT BERRY ] スーパーフィート インソール トリムフィット ベリーに変えることをおすすめします。
理由としては、付属のインソールのままだと、クッションが柔らかいので、
着地した時にグニャっと沈みこむ感じがあります。
着地した時の脚への衝撃が減るのでメリットもあるのですが、その分、反発力が減ります。
インソールをスーパーフィートのトリムフィットベリーに変えることで、
クッション性をそこまで失うことなく、反発性が上がります。
注意点として、スーパーフィートのインソールには3種類ありますが、その中でもベリーがおすすめです。
*ベリーは女性用モデルです。
理由は、
・最も脚への着地衝撃が少ないモデルだから。
・男性モデルは土踏まずの部分が盛り上がっています。
土踏まず部分が盛り上がっている為、長時間走っていると、土踏まず部分がグイグイ押されて、痛くなることがあります。
女性モデルは土踏まず部分がほとんど盛り上がっていないので、履く人を選びません。
もちろん個人差があると思うので、実際にお店で履いてみて下さい。
過去に、走って日本縦断したことがあるのですが、途中でズームペガサスにスーパーフィートトリムフィットベリーのインソールを入れたら、脚への疲労が溜まりにくくなったので、
インソールを探している方は参考にしてみて下さい。
スーパーフィートの耐久性については、3000km以上走っても壊れてないので、コスパはいいと思います。
ただ、この辺は合う合わないがあるともうので、付属のインソールで走りやすいなら、無理に変えなくていいと思います。
【マラソンサブ4】怪我の予防
ランニングを続けていると、ほとんどの人が脚の怪我に悩まされる時が来ます。
怪我の予防で効果的な対策として下記の3点をおすすめします。
- 筋トレ
- ストレッチ
- 温冷浴
温冷浴とは、
温かいお湯と冷たい水を交互に浴びる入浴法の事。
効果
体を温め冷やすことで血管の収縮が起きて血行がよくなる。
血行がよくなることで疲労回復効果が得られる。
硬くなった筋肉が緩む。
筋トレをやる部位は、下記の3点です。ランニングで特に使う筋肉です。
気をつけることは、軽い負荷で回数をこなすことです。
10回ギリギリできる負荷で、10回こなす筋トレを続けると、筋肉が大きくなってしまうので、やらないほうがいいです。ボディビルダーみたいな体になってしまいます。
- 太もも(前)1、ジャンピングランジ。2、脚を前後に広めに開いて、10cmほど沈み込むスクワット。どちらか100回。
- 太もも(裏)レッグカール。100回
- ふくらはぎ片足で立って、足裏の前半分に体重を乗せて、体を上に上げる。100回。
レッグカールに関しては、ウエイトマシンでやったほうが効果は高いです。
太もも(前)とふくらはぎに関しては、自重で大丈夫です。
※自重=自分の体重
【マラソンサブ4】怪我の治し方
軽い負荷で回数をこなす筋トレで、痛みを解消します。
鍼治療やマッサージは、おすすめしません。
僕自身、オリンピックランナーのトレーナーをしていた人、実業団を診ていた人、プロのスポーツ選手を診ている人など色々な治療院に通って、20万ぐらい治療にお金をかけましたが、治らなかった経験があります。
結局、どうやって治したかというと、痛めた箇所を筋トレをして鍛えたらすぐに治りました。
予防で紹介した筋トレをおすすめします。
ポイントは、繰り返しになりますが、軽い負荷で回数をたくさんこなすことです。
痛みが出る理由は、持っている筋力を超えた負荷がかかったからです。
なので、筋トレで筋力を上げる→耐えられる負荷の上限をあげる→痛みは出なくなります。
【マラソンサブ4】記録を狙いやすい大会
最後に、都内からアクセスしやすく、記録を狙いやすい大会を紹介します。
記録を狙うには、アップダウンが少なく、なるべく平坦なコースがいいので、その辺を考慮してピックアップしました。
板橋Cityマラソン
開催時期:3月
会場:東京都板橋区荒川河川敷内特設会場(国道17号線戸田橋上流)
最寄駅:埼京線、浮間舟渡駅。徒歩10分。
コース特徴:荒川河川敷の、ほぼ直線のコース。折り返して戻ってくるシンプルなコースです。アップダウンはほとんどない。
参加料金:フルマラソン 8,600円
湘南国際マラソン
時期:12月
会場:大磯プリンスホテル/第1駐車場
〒259-0193 神奈川県中郡中郡大磯町国府本郷546
最寄駅:JR東海道線の二宮駅または、大磯駅です。徒歩で約35分。
コース特徴:相模湾に沿ったコースで大きなアップダウンがない。
参加料金:フルマラソン 12,500円
古河はなももマラソン
開催時期:3月
会場:古河市中央運動公園
最寄駅:JR古河駅(会場まで約20分)
コース特徴:コースは最大高低差が10m以内の極めてフラットなコース。
参加料金:フルマラソン 8,100円
つくばマラソン
開催時期:11月
会場:筑波大学
最寄駅:つくばエクスプレス線・つくば駅より徒歩約30分
つくばエクスプレス線・研究学園駅よりシャトルバス約20分
コース特徴:筑波大学周回道路(スタート)~筑波大学陸上競技場(フィニッシュ) 日本陸連公認コース
参加料金:フルマラソン 7,500円
【まとめ】毎週2回、長い距離を走って足を鍛えた
全体の流れをまとめると
10km走(km=6分)とLSD(2時間〜4時間)で基礎づくり
毎週2回のロング走(20km~40km)で脚づくり
めちゃくちゃシンプルですね。
走りこみが大事なことは、過去のトップランナーが証明しています。
福士加代子さんや千葉真子さんなど、10000mのトラックレースや、ハーフマラソンで圧倒的な強さを誇ったランナーが、
満を辞してフルマラソンに参戦したわけですが、どちらも後半失速して失敗レースに終わっています。
つまり、10kmや20kmを速く走れても、42kmを走りきる脚の強さは得られないということです。
もちろん10kmや20kmを速く走る練習も大事ですが、短い距離の練習に偏ると、必ずフルマラソン本番で後半に脚が動かなくなります。
実体験からも、そう感じています。
というわけで以上です!